ONE LOVE

GLAY「ONE LOVE」の音楽ダウンロード
シングルにおけるサウンド、歌詞の新局面の提示から新作は確実に転換点になると予感していたのだが、アーティストとしての使命感から百万人単位の人間をひとつに結びつけようとしながらも、そこに思いきって個人的な感性を刻み込んでいこうとする、ポジティヴな意味での分裂した精神の所産である本作を目の前にした時、予感は現実へとすり変わっていた。メロディの端正さとロック的な喧騒を同時に醸し出すTAKUROのソングライティングは、明らかにバンドのケミストリーが意識されており、ライヴ映えしそうなそれらすべてには疾走する饒舌ロックという形容がしっくりくる。4人の才能の際立ちはまた、JIROとHISASHIのペンによる曲にも表われており、前者はポップ、後者はねじれロックという形で全体に多様性を与えている。歌詞の面でも恋愛物語を人生訓へと昇華させてしまうようなメッセージ性が強くなっており、その堂々としたさまはバンドにとっての新しい章の幕開け宣言に映って仕方がない。(CDジャーナル)
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シングルにおけるサウンド、歌詞の新局面の提示から新作は確実に転換点になると予感していたのだが、アーティストとしての使命感から百万人単位の人間をひとつに結びつけようとしながらも、そこに思いきって個人的な感性を刻み込んでいこうとする、ポジティヴな意味での分裂した精神の所産である本作を目の前にした時、予感は現実へとすり変わっていた。メロディの端正さとロック的な喧騒を同時に醸し出すTAKUROのソングライティングは、明らかにバンドのケミストリーが意識されており、ライヴ映えしそうなそれらすべてには疾走する饒舌ロックという形容がしっくりくる。4人の才能の際立ちはまた、JIROとHISASHIのペンによる曲にも表われており、前者はポップ、後者はねじれロックという形で全体に多様性を与えている。歌詞の面でも恋愛物語を人生訓へと昇華させてしまうようなメッセージ性が強くなっており、その堂々としたさまはバンドにとっての新しい章の幕開け宣言に映って仕方がない。(CDジャーナル)
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