WHITE ROOM

吉井和哉「WHITE ROOM」の音楽ダウンロード
アルバム AAC 128/320kbps
バンド解散後のタイミングだからこそ、YOSHII LOVINSONこと吉井和哉の歩みを振り返ってみる必要もありそうだ。ザ・イエロー・モンキーが正式に解散を発表した2004年7月から半年後の昨年末、15年にわたる歴史をまとめた映像の上映をメインとするフェスティヴァルが行なわれた。最終日の会場は彼らが2001年1月に活動を休止した公演と同じ東京ドーム。そこには予告なくメンバー全員が勢揃いし、名曲「JAM」を演奏してファンと最後の対面を果たしたのである。その間に吉井は2003年10月にシングル「TALI」でソロ・デビュー。アルバム『at the BLACK HOLE』もその4ヵ月後にはリリースされた。バンドの事実上の終焉からの約3年。自らが思い描く音楽を形にするまでの葛藤を同作から感じ取った人は少なくないだろう。いわゆるロック・スターとしての立ち位置に違和感を覚えていたといった告白も、心情を理解していたつもりでも衝撃的だった。 それから約1年で届けられた本作。このスピーディな展開だけでも、創作意欲にあふれた現在の積極的な姿勢が垣間見える。タイトルにみる前作の"黒"と今回の"白"という対比も、アルバムの性格を象徴しているようだ。レコーディングには盟友の菊池英昭(g)を始め、数々のアーティストの作品にクレジットされてきたポール・ブッシュネル(b)、ジョシュ・フリース(ds/ア・パーフェクト・サークル)を中心に、ジャスティン・メルダル・ジョンセン(b/ベック)やデヴィッド・ハンゲイト(b/元TOTO)らが参加。それだけで話題性はあるが、ロックでもありポップスでもある楽曲的な振り幅の中で、重要なのは彼の枷を外した内面の発露であり、その視点に、内省的でありつつも確実に未来を見据えた楽観性が感じられることだろう。聴くたびに引き込まれていくのは、しっかりと重みを踏まえた物語が紡がれているからだ。何度も繰り返して深さと広がりを堪能したい作品に仕上がった。(CDジャーナル)
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バンド解散後のタイミングだからこそ、YOSHII LOVINSONこと吉井和哉の歩みを振り返ってみる必要もありそうだ。ザ・イエロー・モンキーが正式に解散を発表した2004年7月から半年後の昨年末、15年にわたる歴史をまとめた映像の上映をメインとするフェスティヴァルが行なわれた。最終日の会場は彼らが2001年1月に活動を休止した公演と同じ東京ドーム。そこには予告なくメンバー全員が勢揃いし、名曲「JAM」を演奏してファンと最後の対面を果たしたのである。その間に吉井は2003年10月にシングル「TALI」でソロ・デビュー。アルバム『at the BLACK HOLE』もその4ヵ月後にはリリースされた。バンドの事実上の終焉からの約3年。自らが思い描く音楽を形にするまでの葛藤を同作から感じ取った人は少なくないだろう。いわゆるロック・スターとしての立ち位置に違和感を覚えていたといった告白も、心情を理解していたつもりでも衝撃的だった。 それから約1年で届けられた本作。このスピーディな展開だけでも、創作意欲にあふれた現在の積極的な姿勢が垣間見える。タイトルにみる前作の"黒"と今回の"白"という対比も、アルバムの性格を象徴しているようだ。レコーディングには盟友の菊池英昭(g)を始め、数々のアーティストの作品にクレジットされてきたポール・ブッシュネル(b)、ジョシュ・フリース(ds/ア・パーフェクト・サークル)を中心に、ジャスティン・メルダル・ジョンセン(b/ベック)やデヴィッド・ハンゲイト(b/元TOTO)らが参加。それだけで話題性はあるが、ロックでもありポップスでもある楽曲的な振り幅の中で、重要なのは彼の枷を外した内面の発露であり、その視点に、内省的でありつつも確実に未来を見据えた楽観性が感じられることだろう。聴くたびに引き込まれていくのは、しっかりと重みを踏まえた物語が紡がれているからだ。何度も繰り返して深さと広がりを堪能したい作品に仕上がった。(CDジャーナル)
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アルバム

AAC 128/320kbps
11曲 | 44:59 | 45.4 MB  2018/10/31 配信
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