SENTIMENTALovers

平井堅「SENTIMENTALovers」の音楽ダウンロード
アルバム AAC 128/320kbps
タイトルに堂々と掲げられた"SENTIMENTAL"という言葉に思わずうなってしまった。だって男の人のセンチメンタルって、ここぞというとき女の人に見せるものなんだと、ついそう思いこんでいたからだ。でも、それを前面に、いや全面に押し出せるのが平井堅の魅力。まず、その照れやバランスを超越した確固たるキャラクターに感服する。<br>となれば彼のアルバムは疲れたOLの心を癒すベタなラブ・ソング集なのかというと、決してそんなことはない。愛を歌うときは甘くタップリと情感をこめて。でも同時に、プッと笑えるオチや適度なエロ・トークを挟んで、しゃれっ気も忘れない。そんな三枚目なキャラクターは、アルバム6作目にして、どんどん極まってきているようだ。だから彼の歌は、たとえ感動一直線の結婚式で流れようとも、決して"寒く"ならない適度な距離感がある。安心して酔えるラブ・ソングであり続ける。<br>今作では多くの作詞作曲を平井堅自身が手がけている。サウンド面での新たな挑戦は少ないが、几帳面な人柄を思わせる流れるようなメロディが耳に心地よい。"セカチュウ"のテーマ・ソングとしておなじみの正統派バラード「瞳をとじて」。やけに軽やかなホーンの響きが笑いを誘う軟派なノリの「青春デイズ」。わずかに野暮ったさを残して自ら"歌謡ハウス"と評する「signal」。エッチだけど生々しくないオトナのファンク「鍵穴」。まだ色あせずにいる青春の思い出に想いを馳せるようにノスタルジアをにじませながら、アノ手コノ手で退屈させずに聴かせるアレンジがとにかくスマート。もちろんいちばんの聴きどころは、どれほどBPMが上がろうとも徹底してソフトな手触りを失わないヴォーカルだ。ラブ・ソングの代名詞的存在でありながら、ほかの誰が歌ってもアウトな"センチメンタル過剰なラブ"を紡ぎ続けるシンガー。今作は、そんな彼のオリジナルな立ち位置をしっかりと証明する。(CDジャーナル)
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タイトルに堂々と掲げられた"SENTIMENTAL"という言葉に思わずうなってしまった。だって男の人のセンチメンタルって、ここぞというとき女の人に見せるものなんだと、ついそう思いこんでいたからだ。でも、それを前面に、いや全面に押し出せるのが平井堅の魅力。まず、その照れやバランスを超越した確固たるキャラクターに感服する。<br>となれば彼のアルバムは疲れたOLの心を癒すベタなラブ・ソング集なのかというと、決してそんなことはない。愛を歌うときは甘くタップリと情感をこめて。でも同時に、プッと笑えるオチや適度なエロ・トークを挟んで、しゃれっ気も忘れない。そんな三枚目なキャラクターは、アルバム6作目にして、どんどん極まってきているようだ。だから彼の歌は、たとえ感動一直線の結婚式で流れようとも、決して"寒く"ならない適度な距離感がある。安心して酔えるラブ・ソングであり続ける。<br>今作では多くの作詞作曲を平井堅自身が手がけている。サウンド面での新たな挑戦は少ないが、几帳面な人柄を思わせる流れるようなメロディが耳に心地よい。"セカチュウ"のテーマ・ソングとしておなじみの正統派バラード「瞳をとじて」。やけに軽やかなホーンの響きが笑いを誘う軟派なノリの「青春デイズ」。わずかに野暮ったさを残して自ら"歌謡ハウス"と評する「signal」。エッチだけど生々しくないオトナのファンク「鍵穴」。まだ色あせずにいる青春の思い出に想いを馳せるようにノスタルジアをにじませながら、アノ手コノ手で退屈させずに聴かせるアレンジがとにかくスマート。もちろんいちばんの聴きどころは、どれほどBPMが上がろうとも徹底してソフトな手触りを失わないヴォーカルだ。ラブ・ソングの代名詞的存在でありながら、ほかの誰が歌ってもアウトな"センチメンタル過剰なラブ"を紡ぎ続けるシンガー。今作は、そんな彼のオリジナルな立ち位置をしっかりと証明する。(CDジャーナル)
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アルバム AAC 128/320kbps

アルバム

AAC 128/320kbps
12曲 | 56:42 | 65.7 MB  2016/11/25 配信
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