4つのL

平原綾香「4つのL」の音楽ダウンロード
LOVE,LIFE,LUCK,LIVEと4つの"L"をキーワードにした3枚目のオリジナル・アルバム。トリノ冬季オリンピックを彩ったバラード「誓い」を手がけた亀田誠治をはじめ、ピアニストの島健や、ケツメイシでおなじみのYANAGIMANら複数のプロデューサーを起用している。 琴の音に包まれて、和旋律をしっとりと歌い上げる「Reset」や、賛美歌のようなコーラスと清らかなオーケストラ・サウンドが壮大なスケールを描く「スタート・ライン」。繊細な歌声に合わせ、生楽器をフィーチャーした穏やかな曲調が続く。そのなかで、ひときわ新鮮に響いてくるのが、AIのヒット曲「Story」を手がけたプロデューサー・チーム、2SOULによる「Circle Game」だ。R&Bと80年代の歌謡曲をかけあわせたような遊び心あふれるサウンドに、哀愁のAメロからサビでメジャー・コードへと飛翔する洗練されたメロディ・ライン。そして愛のやるせなさを歌う平原の声は、じれったいような、もどかしいような表情を滲ませ、言葉をたたみかけるアップ・テンポのパートでは抜群のリズム感をみせる。こうした一見異色なコラボこそ、彼女のヴォーカルの幅をぐんぐん広げてゆくのだと実感する。 そしてもちろん、何より耳を奪うのは、その豊かな歌声だ。同じ高いキーを歌うにしても、ふっと力を抜いて柔らかく響かせたり、お腹に力をいれて高らかに声を張り上げたり、力を抜きつつもブレスを強めて声をかすれさせたり、思いっきりコブシをまわしたり。ワンフレーズごとに言葉の響きやメロディの展開を読みながら、少しずつ歌い方を変化させているのがわかる。まるでノドを繊細な楽器として扱っているかのようで、それは現在彼女が音大でジャズ・サックスを学んでいることも関係するのかもしれない。本当に耳のいい音楽家は、どうすれば"自分"という楽器が美しく響くのかを知っている。彼女の歌に触れていると、ふとそんなことを思う。(CDジャーナル)
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LOVE,LIFE,LUCK,LIVEと4つの"L"をキーワードにした3枚目のオリジナル・アルバム。トリノ冬季オリンピックを彩ったバラード「誓い」を手がけた亀田誠治をはじめ、ピアニストの島健や、ケツメイシでおなじみのYANAGIMANら複数のプロデューサーを起用している。 琴の音に包まれて、和旋律をしっとりと歌い上げる「Reset」や、賛美歌のようなコーラスと清らかなオーケストラ・サウンドが壮大なスケールを描く「スタート・ライン」。繊細な歌声に合わせ、生楽器をフィーチャーした穏やかな曲調が続く。そのなかで、ひときわ新鮮に響いてくるのが、AIのヒット曲「Story」を手がけたプロデューサー・チーム、2SOULによる「Circle Game」だ。R&Bと80年代の歌謡曲をかけあわせたような遊び心あふれるサウンドに、哀愁のAメロからサビでメジャー・コードへと飛翔する洗練されたメロディ・ライン。そして愛のやるせなさを歌う平原の声は、じれったいような、もどかしいような表情を滲ませ、言葉をたたみかけるアップ・テンポのパートでは抜群のリズム感をみせる。こうした一見異色なコラボこそ、彼女のヴォーカルの幅をぐんぐん広げてゆくのだと実感する。 そしてもちろん、何より耳を奪うのは、その豊かな歌声だ。同じ高いキーを歌うにしても、ふっと力を抜いて柔らかく響かせたり、お腹に力をいれて高らかに声を張り上げたり、力を抜きつつもブレスを強めて声をかすれさせたり、思いっきりコブシをまわしたり。ワンフレーズごとに言葉の響きやメロディの展開を読みながら、少しずつ歌い方を変化させているのがわかる。まるでノドを繊細な楽器として扱っているかのようで、それは現在彼女が音大でジャズ・サックスを学んでいることも関係するのかもしれない。本当に耳のいい音楽家は、どうすれば"自分"という楽器が美しく響くのかを知っている。彼女の歌に触れていると、ふとそんなことを思う。(CDジャーナル)
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