HORIZON

レミオロメン「HORIZON」の音楽ダウンロード
アルバム AAC 128/320kbps
すっかり汗ばむ陽気になってきた4月の終わり、テレビのカウントダウン番組を観ていたら季節はずれの「粉雪」が30位以内にランク・インしていて驚いた。2005年末から続くこのロング・ヒットで今や国民的バンドになりつつあるレミオロメン。彼らが追い風に乗って作り上げた3作目が『HORIZON』だ。 前作『ether[エーテル]』でストリングスやキーボードを導入し、3ピース・バンドの枠組から大きくはみ出してみせた彼ら。今作も共同プロデューサーに小林武史を迎え、さらに一歩踏み出したアレンジを展開する。レトロなシンセ音が70'sディスコを彷彿とさせる陽気な「1-2 Love Forever」。ディレイのかかったドラムがアンニュイなムードを醸し出す「プログラム」。切れ味鋭いギターのカッティングで始まり、タイトな8ビートで駆け抜ける「シフト」。4つ打ちに乗り、電子音が縦横無尽に走り回る「明日に架かる橋」……。サウンドはバラエティに富んでいるが、もったりとした藤巻亮太の歌声は、しっかりと地に足のついた安心感を漂わせる。また今作では、ベースの前田啓介が3曲の作曲を担当。ぐんぐん開放感を増す藤巻のメロディに比べ、彼の描く旋律は朴訥として、ほんの少し憂いを含んでいる。どちらもレミオロメンのメロディとしてなじんでいるが、前田の手がけた曲はアレンジ面でも落ち着きのある音作りがされていて、うまく全体のバランスを取っているようだ。 藤巻による四季折々のキーワードをちりばめた詞世界は、サウンドと同様、少しずつ視界を広げている。でもやっぱり彼らの魅力は、星や海のでっかいイメージをぐるり一巡りして、自分の手の平に広がるささやかな感情へ舞い戻ってくるところにある。だからこそアルバムの最後を飾る「流星」で、"快晴にシャトルが打ち上がって皆釘付けになっていた"……と、歌に住む主人公がふと目線を上げたとき、足元にあるちっぽけな世界が、ぐんと鮮やかに存在感を放ってみせるのだ。(CDジャーナル)
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すっかり汗ばむ陽気になってきた4月の終わり、テレビのカウントダウン番組を観ていたら季節はずれの「粉雪」が30位以内にランク・インしていて驚いた。2005年末から続くこのロング・ヒットで今や国民的バンドになりつつあるレミオロメン。彼らが追い風に乗って作り上げた3作目が『HORIZON』だ。 前作『ether[エーテル]』でストリングスやキーボードを導入し、3ピース・バンドの枠組から大きくはみ出してみせた彼ら。今作も共同プロデューサーに小林武史を迎え、さらに一歩踏み出したアレンジを展開する。レトロなシンセ音が70'sディスコを彷彿とさせる陽気な「1-2 Love Forever」。ディレイのかかったドラムがアンニュイなムードを醸し出す「プログラム」。切れ味鋭いギターのカッティングで始まり、タイトな8ビートで駆け抜ける「シフト」。4つ打ちに乗り、電子音が縦横無尽に走り回る「明日に架かる橋」……。サウンドはバラエティに富んでいるが、もったりとした藤巻亮太の歌声は、しっかりと地に足のついた安心感を漂わせる。また今作では、ベースの前田啓介が3曲の作曲を担当。ぐんぐん開放感を増す藤巻のメロディに比べ、彼の描く旋律は朴訥として、ほんの少し憂いを含んでいる。どちらもレミオロメンのメロディとしてなじんでいるが、前田の手がけた曲はアレンジ面でも落ち着きのある音作りがされていて、うまく全体のバランスを取っているようだ。 藤巻による四季折々のキーワードをちりばめた詞世界は、サウンドと同様、少しずつ視界を広げている。でもやっぱり彼らの魅力は、星や海のでっかいイメージをぐるり一巡りして、自分の手の平に広がるささやかな感情へ舞い戻ってくるところにある。だからこそアルバムの最後を飾る「流星」で、"快晴にシャトルが打ち上がって皆釘付けになっていた"……と、歌に住む主人公がふと目線を上げたとき、足元にあるちっぽけな世界が、ぐんと鮮やかに存在感を放ってみせるのだ。(CDジャーナル)
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アルバム

AAC 128/320kbps
12曲 | 56:10 | 65.7 MB  2019/10/01 配信
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